「すいません大きいのしかなくてぇ」って、一万円札をお出しになるお客さんが一日に数名いらっしゃいます。

当方も今では心得ており、千円札を10枚ポケットに忍ばせてあります。

「すいません」や「わるいねぇ」等、一言添えて下さる方々は、銭湯が小銭で成り立っている家族経営の商いだと言う事を、ご理解頂いているんだろうと推察されます。

当方は「景気いいねぇ」「くずすと直ぐに無くなっちゃうよねえ」なんてつまらない事をつい口にしてしまいます。

「お気に障ったらご勘弁下さい」です。

こんな調子ですので、当店では大きなお札は滅多にお目にかかりません。

変わって百円玉がどんどんと貯まります。

460円を握りしめてご来店の方が多い為だと思います。

逆に十円玉が不足です。

お釣りに40円必要なので結構な量を使います。

以前もお話したことがありますが、最近では510円や1060円をお出しになり十円玉のお釣りを回避(当店に配慮して下さる)の方もいらっしゃいますが、それでも全体からみれば少ないんです。

こんな感じで硬貨が中心の商いなんで、毎日整理して金融機関に渡すようにしています。

img_0295 硬貨はこんな感じで余った紙に手巻きで整理整頓です。

img_0299金融機関で交換して頂いた釣銭用の十円硬貨です。セロハンの機械巻で綺麗です。

良かったら小銭をかき集めて「銭湯へ」いかがでしょうか。

「お待ちしています」